Cilex Hotel and Dive

Very good, staff and environment are very good

アニラオでのダイビング旅行で１週間お世話になりました。お部屋のベランダから望むバラヤン・ベイに沈む夕陽の素晴らしい眺望と、お料理上手でとっても融通の利くキッチンスタッフが最高の宿です。プールも温泉みたいで、体の冷えたダイバーにとっては最高でした。 私たちは以前、２軒隣のAquaventureに滞在して毎年ダイビングしていましたが、オーナーが替わって、残念ながらオーバープライスな宿に変わってしまいました。スタッフも総入れ替えで、大好きだったキッチンスタッフのみんなもこちらのホテルに移られたので、私たちも今年からCilexにお世話になることにしました。 私たちが行ったのは日本のゴールデンウィーク期間でしたが、混雑とは無縁で、まるで貸切の宿！すごくのびのび過ごさせてもらいました。毎日ダイビング三昧で、おいしいフィリピン料理を３食出してもらって大満足です。他にどこにも行かなくても、このリゾートだけで私たちの休暇は完璧でした。ダイビングガイドは以前からお世話になっている信頼のおけるフィリピン人のベテランガイドさんで、ボートスタッフも変わらずでしたので、そこは安心でした。 これからCilexを利用する人には、あらかじめこの宿の特性を理解して楽しんでほしいので、いくつか注意する点を挙げます。 １つ、建具の建て付けは悪いです。フィリピンあるあるです。日本の工務店が見たら卒倒しそうなレベル。ドアの鍵が締めにくい、窓の鍵が開けられない、ハンディウォシュレットが壁の金具ごと外れる、洗面ボウルが排水しない、なぜか便座がいがんでる、シャワー室のガラスのスライドドアが内側から開かなくなり危うく閉じ込められそうになる、etc. まぁ海のそばですし、フィリピンではごく普通のレベルです。 ２つ、アメニティは歯ブラシセットとハンドソープのみ。シャンプー類はありませんので、自分の好みのものを持っていきましょう。タオルも、フェイスタオルがなくバスタオルのみです。フェイスタオルが要る人は持っていきましょう。洗濯バサミやハンガーも役に立ちます。 ３つ、水道水は若干塩味です。地下水を汲み上げているのだと思いますが、まぁ海のすぐそばですし、慣れれば大丈夫なレベルです。気になる方はペットボトルの水を多めに持ち込みましょう。 ４つ、最上階に泊まると、毎日結構な階段の上り下りがあります。アニラオの宿はみんなそうですが、海のそばの崖っぷちに張り付くように建物が建っていますので、３階の部屋から海まで、４階分の階段を上り下りする必要があります。エスカレーターやエレベーターはないので、バリアフリーではまったくありません。膝の悪い方は無理ですので、一番下の１階をリクエストしてください。でも脚の悪い方も諦めないでください。フィリピンには人力という最強のバリアフリーがあるので、若くて力持ちで心優しいスタッフがきっとなんとかしてくれるはずです。 ５つ、レストランのメニューは品数が少ないです。でも諦めないでください。キッチンを預かるTerryさんは、リクエストに応じてどんなフィリピン料理でも作ってくれます。そしてどれもおいしい！漁師さんから買った魚を持ち込んだ時も、素晴らしくおいしい蒸し魚に調理して出してくださいました。揚げたてのルンピア（春巻き）も抜群においしいんだなぁ…！